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 1918年中に各国陸軍は攻勢用の戦略予備として控える野戦砲兵を鉄道や自動車を利用して戦略的機動に対応させる準備を始めます。フランス陸軍は野砲兵予備を各砲200発の弾薬と共に1日100kmの速度で自動車輸送する体制を整えつつあり、新参のアメリカ陸軍は野砲兵の完全機械化を目指して機材の整備を急ぎ、戦術的な移動に関しては今まで機動戦に不向きだった野戦重砲さえも牽引トラクターを導入することで馬匹牽引の限界を超えて輸送できる見通しが立ちます。

 第一次世界大戦末期には各国陸軍で機能面では20世紀後半とほぼ変わらない機動砲兵が出現しつつあったということで、兵器そのものを迅速に移動させるという意味での機動性と戦場で射撃を遠近の目標に自在に集中できるという意味での火力の機動性が両立しかけていました。そして第一次世界大戦で登場した新兵器である戦車と共に前進できるよう、野砲そのものを自走化する試みも開始され、イギリス陸軍では60ポンド砲または6インチ砲をウィンチで巻き上げて搭載し、緊急時には車上でも発射できる装軌式のガンキャリアーが1916年から試作され1917年から実戦に投入しています。事実上、世界初の自走砲です。

 野砲兵の自走化は機動戦に対応するための理想でしたから、イギリス陸軍の試みだけでなく、フランス陸軍でも75mmから280mmまでの各口径の自走砲7種類が試作され、アメリカ陸軍も12種類の自走砲を試作しています。自走砲はドイツ陸軍でも研究され、休戦後も公式に開発が制限された1920年まで細々と試作が継続されている程です。こうした自走砲はまさに究極の砲兵として考えられています。

 馬の飼料のように嵩張らないガソリンで動き、移動しなくても決まった時間に餌をやり面倒を看なければならない馬と違って、走行距離に応じて整備すればよい自動車による砲の牽引はそれだけで革命的な効率を示していましたが、野砲の牽引が馬車からトラクターに移行し終える前に、早くもトラクター牽引に代わる最も合理的な形態として自走砲が出現し、大量に整備されつつあったのです。砲車を組み立てたり、砲を分解したりせずとも自分で走り回り、自分で陣地進入する自走砲が野戦重砲のスタンダードになりかけていたのが1918年です。「第二次世界大戦中、ドイツ陸軍はその20%程度しか自動車化されていなかった」といった話は何かの間違いのようにしか聞こえません。

 けれどもそれは事実です。第二次世界大戦開戦時、自走化された野戦重砲兵の姿など各国陸軍の何処を探しても見当たりません。そして軽砲の大半は19世紀と同じく馬匹牽引のままです。その理由は既に諸兄もお察しの通り、世界大戦が終わってしまったからです。

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dahtamnay:

I made pixel art yay.

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zambiunicorn:

Nightmare Rarity *3*

zambiunicorn:

Nightmare Rarity *3*

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fireflyuh:

Second pack of Fluttershy icons ! ~

You can use, no need to credit, just don’t claim that you made them.

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